昨年は2月6日に敢行し、今年は少し早めの敢行となった。そもそもシクロクロスのはしりといった乗りで昨年は随分無茶をして山道を下った。今年はそんな無茶はできない。がしかしピナレをかついで高取城址まで登ることは可能だ。去年に比べると厳しく雪が残っており、むしろ雪道はシューズのアタッチメントがスパイクのようになることで、滑落する恐れを取り除いてくれていた。
しかし最後の木の階段は見事なほどに氷がへばりついてつるつるとしており、ピナレロをかついでの登りは困難を極めた。
もっとも一昨年前は、土佐街道に辿り着くまでにかなりの降雪にあいコンビニで時間潰しをするなどハプニングもあったが、それにも勝るハードなコンデションにもかかわらず、「今年も登って本当に良かった。」 この一言に尽きる。
高取城址を取り巻く空気は、凛としてことのほか美味しい。そして大和一望を臨む大パノラマはこの時期さらに美しさを増す。
雪と城跡の石垣そしてピナレロという組み合わせ。登山客は非常に少なかったが、みんな目をまるくしていたようだ。自転車でどうやって凍った山道を登れるの?だろう。
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新櫓跡 雪と石垣そしてピナレロ ここまでやるか? | |
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去年はこれほど雪がなかった。 |
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雪面に映えるピナレロ 美しい |
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誰かが作った雪だるまとともに |
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日本三大山城 山城めぐりも癖になりそう、雪でも担いで登れるもんだ |
肝心のヒルクライムはどうだったのかと言うと、さほど強くはない斜度がつづくどちらかと言えば登りやすいルートだと言っておこう。ただ今回はこんな道もところどころにあり慎重を極めたのでタイム自体は正確にはからずじまいだった。
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さすがにスキー以外でこんな道に出くわしたのは久しぶりだ | |
壷坂の観音様を見下ろすところで、大和平野が一望にできるスポットがあった。あまりにも美しいので下山の際、がたがた震えだすまでずっと写真を撮ったり、眺めを楽しんだりしていた。
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葛城山、金剛山だけを撮ってみた。金剛山の山頂は今雪が降っている |
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自宅近所の二上山を中心に、その右は信貴山へと続く |
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葛城山と観音寺を中心に |
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観音さまを見下ろす。これより上は雪道になる |
3連休のうちでもっとも走りやすい3日目に、多少の粉雪には見舞われたものの気持ちよく2周年目の完走となった。そして雪が降ろうが、雨が降ろうが、風が強かろうが高取城址まではPINARELLOもシクロクロスに変身だ。
ルート等詳しくは、
もうひとつの戦国高取城HC