2010年3月29日月曜日

ANT☆RESは上機嫌

見事なへたれスタートを切ったオーナーとANT☆RESだったが、太安万侶の墓の前で上機嫌。
ANT☆RESは往路ではダウンヒルもあり、完全にこの史跡を見過ごしてしまった。というわけで復路では必ず見つけてと思っていた。しかし、看板もなく、怪しい石碑(字が読めない)の前であっちへチョロこっちへチョロとしていたとき、背後で同様にお嬢さんが地図を見ながらちょろちょろと。全く人も牛も通らぬ
田舎道の道端で、二人だけで結構滑稽なシチュエーション。「例の墓を探しているんですか?」の問いに
「そうなんですが、茶畑の中にあるらしいんです。」ということで前方の坂道をさらに登って探しに行く。
確かに登りでもカーブ付近にあるので見過ごしてしまいそうなところに発見!
戻ってお嬢さんに教えてあげた。
それで、茶畑の急斜面をANT☆RESは登りようやく太安万侶の墓へと。
しばし休憩しているとお嬢さんもやってきた。ANT☆RESは、見渡す限り美しい山々と茶畑の中でいつもになく饒舌になった。粋なデジタル一眼レフを持ったハイカー風である彼女は、元々文京が実家で、奈良へ転勤して2年目とのこと。夏には帰るので、気なっていたこの墓の写真もGETしに来たそうだ。奈良からバスで直ぐに来れたらしいが、彼女以外ハイカーはいない。そしてANT☆RES以外のロードバイクも。静かで美しい茶畑の中で話しは随分とはずみ、往路の白豪寺の話もするとなんと彼女の住まいが白豪寺だとか。なんという不思議な出会いだろう。しかも墓の前で。
彼女も少し驚いていたのは、私が文京オフィスにもいたことであろう。
太安万侶の墓がなぜこんなところに見つかったか?手で掘ったからだそうです。
そして白豪寺は、寒椿と萩が綺麗な話も。それで、彼女に薦められるままに向かうことにした。あと1時間ぐらいは、ここでまったりとしていたかったANT☆RESであったが・・・。
白豪寺までのダウンヒルは見事で、向かい風がなければ60Km近くは出ていたであろう。車も少ないしのぼりも下りもお薦めだ。なにより不思議な出会いをもたらしたへたれスタートに感謝!
往路で入らないと決めた以上復路でも入らないのが常だが、400円払って入った価値は十分にあった。
 見過ごしてしまう入り口

 暗峠を思い出しそうな急斜面


 白豪寺のお嬢さん

 奈良らしいお寺、秋には萩が両側に

五色椿

 若草山と同じように奈良市内を一望の下に

                   五色はわからなかった。斑入りのも含める?